歯の美容と健康を両立する最新の技術は?

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美しい歯を得る新技術

矯正の時間を短縮する新技術

歯科矯正をする場合、歯を動かすためにブラケットを歯に装着し、ワイヤーで力を加えるという方法が一般的でした。
しかし、装着時、口を変えるとその器具が目立つデメリットがあります。
そのデメリットを減らすために、白色のブラケットやワイヤーが開発され、より目立たない透明なマウスピースを用い、自宅にいる間だけ装着する方法などが開発されました。
それでも、半年や1年、あるいは2年という長い時間をかけて歯を動かすという、時間のかかる方法でした。
しかし近年、赤外線を照射し、微振動を与え、歯の周辺組織の血流を活発にすることで、歯の移動を早める方法が開発されました。
「光加速矯正装置」を用いたこの方法を取れば、矯正に費やす時間を半分に短縮できるといわれています。

歯に被せて矯正や白い歯を実現する方法

すきっ歯や凸凹に並んだ歯の修正、かけた歯やレジンなどでつぎはぎになった歯などを美しくする方法として、自分の歯の上から付け爪の様に薄い膜を被せる方法もあります。
ラミネートべニアと呼ばれる治療法で、ブラケットを使用した矯正より短時間で完了し、歯も白く整えることもあり人気がありました。
しかし、装着のためには傷んでいない健康な歯を削る必要があり、どうしても歯に負担をかけてしまいました。
しかし、近年では、ベニア部分をより薄く加工することが可能になり、ほとんど削らずに装着できる治療法も開発されました。
スーパーエナメル療法やルミネアーズといわれる技術がそれです。
これらの素材は、虫歯にもなりづらく、臨床では25年経過しても、ほとんど劣化が見られない、という耐久性が証明されています。